こんにゃくスポンジのストーリー

konjacplants

群馬県は内陸地で山が多く、こんにゃくの栽培に適した気候であることもあり、古くからこんにゃくの栽培が盛んでした。

昔は自分の畑でこんにゃく芋を育て、各家庭で食べる分だけを手作りで加工していました。

食べきれなかった分を厳冬期に外に数日干すことによって、凍結、乾燥を繰り返し、繊維だけを残してスポンジとして愛用していました。

群馬県の寒く、乾燥する気候はこんにゃくの栽培だけでなく、こんにゃくスポンジを作るのにも適した環境でした。

 昔の人はこんにゃくの特長を活かし、そして自然の環境を活かしてこんにゃくスポンジを作り出したのです。

 柔らかい布などなかった時代、産まれたばかりの自分の子供を気持ち良く安全に洗ってあげたい。こんにゃくスポンジはそんな親の愛情から生まれました。

 

山本農場のストーリー

 

山本農場は1990年に創業しました。日本産のこんにゃく植物を原料にした洗顔用こんにゃくスポンジ&パフのメーカーです。

弊社に残る大正時代の写真

約100年前の「下仁田ネギ」の出荷作業の様子(荷車を引いているのが祖父)

 

山本 ‘農場’ の名の通り、かつては名産のこんにゃくやネギを栽培する農家として、日々自然と向き合ってきました。

今から30年ほど前、娘が産まれたとき、祖母から「こんにゃくスポンジ」で体を洗ったらいいと勧められました。その時80歳を超えていた祖母以外はだれもこんにゃくスポンジを知りませんでした。

祖母に作ってもらったそのスポンジ(見た目こそきれいではありませんでしたが)の他にない優しい感触と、すっきりした洗い心地にとても驚きました。こんにゃくスポンジで体を洗った時のくすぐったいような、気持ちのよさそうな娘の表情を見て、私もとても幸せな気持ちになりました。

山本農場はそんなこんにゃくスポンジの素晴らしさを広めたいとの思いから創業しました。

昔からの製法は変えず、より一層品質を高め、年間を通して安定した製造が可能な環境を整え販売を開始しました。
おかげ様で、口コミで徐々に愛用者が増え「安心して使えて、ツルツルしたしっとり肌になる」と大変好評をいただいており、自然素材の洗顔用品として知られるようになりました。

しかし、こんにゃくスポンジが広く世に知られはじめると、保存や工業的な大量生産に適するように化学薬品を使うような粗悪なものも出回り始めました。

こんにゃくスポンジが本来持っている優しい感触と洗浄効果を安心してご使用頂きたい。

その思いから当社では抗菌剤、防腐剤、石油由来成分などを一切使用せず、天然成分だけで製造しています。

私達はこれからもこんにゃくスポンジが本来持つ優しい感触と洗浄力をより向上させ、多くの方にご愛用頂きたいと考えています。